板倉ニュータウン地域マイクログリッド
このページでは、当社が管理する地域マイクログリッドについて、説明します。
当社が運用する地域マイクログリッドの特徴
当社が運用する主力電源は、109.8kWの板倉ニュータウン太陽光発電所(所在地:CE)、水素燃料電池を含む各種水素関連設備(所在地:CE)ですが、ほかにも住宅屋根上に設置される4~6kWの太陽光発電装置(所在地:GB)があり、地域マイクログリッド内でエネルギーをつくることができます。
なお、当社が管理・運用する地域マイクログリッドは、既存の配電線を利用するのではなく、自ら電線を敷設して電力網を構築するもので、「自営線マイクログリッド」とも呼ばれます。

当社の「地域マイクログリッド」ができること
・安定したエネルギーの地産地消を実現できます!
・長距離送電による電力ロスを減らし、エネルギー利用を効率化できます!
・遠方の発電所等の設備故障による停電リスクを回避できます!
・災害時にも、安定的な電力供給ができます!(※直接被災時を除く)
・エネルギー料金が域外へ流出せず、地域で還流できます!
電力供給モデル
当社の電力供給モデルでは、チャージエリアに導入するCEMSにより当社電源による発電手法を最適化できる点が最大の特徴です。具体的には、CEMSにより板倉ニュータウン太陽光発電所、水素燃料電池による発電可能量を予測しつつ、リアルタイムで設備稼働量を調整し、最適な形で発電および電力供給を行います。

安定的エネルギー地産地消を実現するスキーム
・太陽光発電所由来の電力は、すべて蓄電システムが吸収(調整力確保)
・蓄電システム由来の電力の一部を使って水素を製造、貯蔵(調整力確保)
・CEMSで天候により変動する太陽光発電量を予測
・蓄電システムおよび水素燃料電池から供給方法を最適管理
平常時・昼間の電力供給
チャージエリアの109.8kWの太陽光発電所、水素燃料電池およびグリーンブロック内各住戸に設置された4kW~6kWの太陽光発電装置を用いて各家庭等に電気を供給します。なお、雨天等により発電量が不足した場合には、平常時でも水素貯蔵タンクへ集積しておいた水素を用いた水素燃料電池の利用、蓄電システムの放電によって電気を供給します。

ココが特徴!
・再生可能エネルギーを用いた発電および電力供給!
・遠方の発電所に依存しない、安定的なエネルギーの地産地消の実現!
・次世代の電力供給モデル構築を目指し、水素利活用実証実験(製造)を実施!
非常時・夜間の電力供給
夜間の電力供給にあたっては、昼間のうちに水素貯蔵タンクや蓄電池に貯めておいた水素や電気を活用し、各家庭に電気を供給します。
非常時の電力供給にあたっては、地域内に設置された水素燃料電池や蓄電池を活用することで、3日程度は電気の供給ができます。

ココが特徴!
・再生可能エネルギーを用いた発電および電力供給!
・遠方の発電所に依存しない、安定的なエネルギーの地産地消の実現!
・次世代の電力供給モデル構築を目指し、水素製造実証実験(給電)を実施!
マイクログリッドが注目される背景(参考)
政府が掲げる2050年カーボンニュートラル達成のため、太陽光をはじめとする再生可能エネルギーの導入拡大と、そのエネルギーの地域での有効利用が求められています。地域に分散型電源を配置するマイクログリッドでは、その電源として太陽光等の再生可能エネルギーを用いることが多いです。そのため、マイクログリッドの導入は再生可能エネルギーの導入促進効果があり、国が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現や気候変動対策に貢献するものと言えます。
また、我が国のエネルギーインフラは、激甚化する風水害や地震等の災害による脅威にさらされています。大規模停電等、エネルギーインフラの脆弱性に対しては、復旧力(レジリエンス)強化の重要性も認識されつつあります。自営線マイクログリッドは、地域への再エネ最大導入による 「地域の脱炭素化」の効果に加え、災害等による停電時にも電力を確保できる 「地域の防災性向上」の効果、地域でエネルギー事業を行うことによる「地域経済活性化」の効果があり、これらの課題の解決策として期待されています。
さらに、今後の人口の増減等の電力需要の変化を踏まえれば、山間地などの一部においては、今後、長距離の送配電線を維持するのではなく、特定の区域を独立系統化して地域分散電源による電力供給を行う方が、一般送配電事業者の送配電網の維持コスト削減につながり、結果的に電力システム全体のコストが下がると想定されることも指摘されています。
※「地域の再エネを活用した地産地消の 自営線マイクログリッドのはじめかたガイド(環境省)」
「地域マイクログリッド 構築のてびき(資源エネルギー庁)」
を基に記載。一部弊社による加工あり
